【ブログ限定】10-feetと「THE FIRST SLAM DUNK」~届きそうで届かない距離~

はじめに

こんにちは。たま~に大好きな音楽のことについて、ブログでぶつぶつと呟いている私です。

https://marutama.napbizblog.jp/category/音楽話/

↑過去に書いたやつです。

元々大好きな10-feetが主題歌を担当してると聞いて、スラムダンクの映画を観に行ったんですよ。

(※映画の内容のネタバレはないですが「どういった映画か」という個人の感想は述べております)

映画を見る前は

なんで10-feet(以下テンフィ)が主題歌なんだろって思ってた。スラムダンクって言えばアニメの主題歌が神of神の作品で、私自身テンフィは大好きなんだけど、もうめちゃくちゃ失礼な言い方なんですけど、テンフィでは荷が重いのでは…なんて偉そうな心配してました。

君が好きだと叫んで、あなただけ見つめられて、世界が終わるまでの神コンボのアニメだよ???

テンフィは今でこそ邦楽ロック界ではそれこそ知らない人は居ない、超有名なバンドなんですが「別にフェスとかライブ行かんし」「今はヨねヅとヒゲだんとバウンでぃ(←ごめん検索除けw)聴いてるから満足です」といった、流行りを追う若い子にはパッとこないバンドだと思うんです。

なので、なぜテンフィなんだ…?(バースデーもだけど)と日々疑問が広がり、毎日もうなんか気になって気になって、子どもたちは旦那に任せて一人映画館に向かったのでした。

 

見たら分かった

まずこの映画、原作のスラムダンク見てないと分かんないやつ。だって舞台が山王戦だから。

もうターゲットは元々絞ってあったと思った。「スラムダンクを知らない若年層」じゃなくて「スラムダンクと共に生きてきた世代(恐らく30代からそれ以降の年代の方)」がターゲットだった。

狙いが定まってるなら話は早い。バースデーはミッシェルを追いかけた世代、テンフィは今年結成25周年を迎えたミクスチャーロック界(で、合ってるよね?)でもう重鎮と言われてもおかしくない、キャリアが積まれたバンドだからだ。スラムダンクは1990年~1996年にジャンプで連載された漫画。はい噛み合ってきたね。ここテストに出ます。

学生時代もしくは若い頃スラムダンクを読み、ミッシェルを聴いたりテンフィのライブで汗を流した世代にダンクをかましてくる映画だったのだ。

 

10-feetとスラムダンク

まずテンフィ。

私の印象で話しますけど「素直」な音楽だと思ってます。

ストレートで投げ続けてくる。私がテンフィを聴きたくなるタイミングは、大体背中を押されたい時である。

どうしようもなく悲しい日だったり、気持ちが昂るその瞬間を切り取って音にのせてくるバンド。

それはTAKUMAの人柄が成せる技なんじゃないかなと思ってます。

 

そしてスラムダンク。

バスケがどうだとかスポーツがどうだという部分より、闘う男たちの熱い気持ちだったり、コートに立つまでのストーリーに涙するお話だと思っていて。今回の映画は特にこの「精神性」や「そこに辿り着くまでの人物の話」をメインにしているよね(もちろんフルCGで表現された、試合の緊迫した感じやその立体音響にめちゃくちゃ感動もしたんですが)

よってこの映画の主題歌は、登場人物の心情に寄り添い、映画を見る人の気持ちを更に高ぶらせる音楽しか務まらない。

この「気持ちに寄り添う」という部分。テンフィは限りなく最強だと思う。

もういいんだよ、おしゃれで流行りの四つ打ちの機械で作った音楽はさ。

違うんだよ魂に響かないと意味がないんだよ。

この音楽のサビ、劇中のどこで流れたと思う?それが答えだと思う。

最後に

ところで10-feetって何cm?1フィートが30.48cm。だから10フィートは約304cm。

じゃあバスケットゴールの高さは?

 

バンド名「10-feet」とはジャンプしても「届きそうで届かない距離」という意を持つんだそうで。

 

 

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